第13回通常総会にあたりまして、一言ご挨拶を申し上げます。
本来ですと、皆様の前でご挨拶を申し上げるべきところでございますが、体調が思わしくなく、この様な形で皆様にご挨拶を致しますこと、まずもってご了承をお願いします。本日は、第13回通常総会を開催いたしましたところ、ご来賓の皆様方におかれましては、時節柄大変ご多忙の中にも拘わらずご臨席を賜り厚く御礼申し上げます。
また、会員の皆様方には、常日頃から協会事業に深いご理解とご支援を戴くと共に、多数ご出席戴きまして誠にありがとうございます。私ども協会も昭和51年11月設立以来、今年でちょうど30年の節目の年に当たりますが、昨今の産業廃棄物処理業界を取り巻く情勢は大きく変化をしております。21世紀に入り社会経済活動は貴重な資源を有効に活用する循環型社会へと方向転換され、国を挙げて積極的な取組が行われている一方、ここ数年は、毎年のように法改正等による規制強化が行われ、特に昨年は「行政処分の指針」の全面改正により罰則の一層の強化と、優良な処理業者の育成に向けての優良性評価制度がスタートするなど我々業界はますます課題山積の経営環境に置かれております。循環型社会構築に当たっては目先に囚われず、社会的に適正な環境保全を十分考慮した循環システム作りが重要でしょうし、罰則の強化につきましては率直に申し上げて全てを受け入れるには些か抵抗を感じざるを得ませんが、評価制度につきましては、市場の健全化と業界の信頼性向上のため、行政当局と連携を図りながら社会的使命と責任を果たしていかなければならない時代の要請と考えておりますので、皆様のより一層のご理解とご協力をお願い申し上げます。
一方、県では産業廃棄物の激減と多額な財政負担が見込まれることから突如、阿智村に計画しておりました事業団による廃棄物処理施設の計画中止を決定し、監視・苦情処理体制による民間事業者の参入促進を図るとの方針変更をしました。また、予てから検討されておりました「廃棄物の発生抑制等と良好な環境の確保に関する条例」いわゆる廃棄物条例が、私どもの意見をはじめ各界との十分な協議を経ないまま2月定例県議会に提案されました。この条例案は我々の事業活動に密接に関係するものであり、県議会では継続審査とされたものの、今後の動向には十分注視していく必要があろうかと思っております。公共関与による最終処分場問題、廃棄物条例制定の問題等、いずれに致しましても長野県における今後の廃棄物対策の方向を決める重要な事項でありますので、県内関係機関・団体等との高論のもと、慎重かつ的確な判断による施策の推進を図って戴きたいと考えております。協会では、昨年10月に念願でありました青年部会が38名の賛同を得て発足致しました。部会活動を通して自己啓発に努めて戴き、経営者として、また経営者の目・耳としてリーダーシップを発揮して戴くとともに、経営者への足掛かりを自らの努力で築いてくれるものと期待をしております。また、今年度は県の要請に応えて、大規模な災害発生時における災害廃棄物の迅速な処理等について支援体制作りを目指しておりますので、会員の皆様の格別なご協力をお願いするところでございます。
先程は、業界に詳しい千葉県産業廃棄物協会顧問弁護士の阿部鋼先生から、特に「欠格要件」に該当し不測なことで会員の中から許可取消処分者が生じないようご講演を戴きました。先生にはお忙しい中、快くお引き受け戴き大変有意義なお話を戴いた訳ですが、改めて会員の皆様に「適正処理に向けた法令の遵守」と「企業倫理の徹底」を強くお願い致します。
本日の総会は、昨年度の事業報告・決算報告並びに新年度の事業計画及び収支予算(案)等ご提案申し上げておりますが、宜しくご審議の程お願い申し上げます。私は、本総会を以て会長職を退任しますが、会員各位におかれましては、後程選任されます新会長のもと一致団結し、この協会が益々発展しますよう祈念致しますとともに、ご来賓各位には変わらぬご支援ご指導を賜りますよう宜しくお願い申し上げます。
最後に、今日までのご支援ご協力に感謝を申し上げ、ご列席の皆様方の益々のご繁栄とご健勝を祈念申し上げましてご挨拶と致します。ありがとうございました。 |